ホンネのトークセッション~リノベ編~(YKKap主催)を視聴して

昨日、YKKapさん主催の「Live Stream Forum2021 ホンネのトークセッション~リノベ編~」が開催されました。

トークセッション登壇者はアルティザン建築工房さん、リビタさんなど性能向上リノベ経験者14名が参加されて、物件購入からプランニング、施工まで取り組まれて、蓄積された知見と売却も見据えた事業性など大変見応えのあるセッションでした。

どちらかと言うと不動産系の方々はかけたコストと売却までの期間や流通市場で機能するかという視点で議論されたいました。一方、工務店系の登壇者は物件を起点にした集客や営業装置としてのパワーを実感されたという声があり、違いはあるもののお互いに耳を傾け合う様子が印象深いです。

トークとして特に印象に残ったのは下記の通りです。

・健康など社会的課題を解決していくという姿勢が会社に浸透し、会社としての価値が向上した(アイジーコンサルティングさん)

・改正省エネの説明義務化はチャンスで新築だけでなく、この流れの中でリノベーションにおいて性能PRしていきたい。既存の建物に逆らわずどのように提案していくか、表現できるのかが魅力で、良い柱、梁をどう魅せるかということに対して来場客が、すごいですねと反応してくれる=差別化。その対価(評価)として価格があると考えている(ループスアーキテクトさん)

・すべて壊すより、何か残せないかという視点のお客様がいて、この家を残したいという強い思いに寄り添えるのが性能向上リノベーションだ。残しながら新しい価値を与えていくという考え方。代々受け継いできた家を残せることに大きな喜びを感じてくれる。壊したほうが安いというのは簡単だが、残しながら、どう提案するか、新築かリノベーションかという入口で、リノベーションになった例がここ最近3件続いている。そうした選択肢を持ちながら経験値を増やすことで、提案の幅も広がっていく(同上)

私自身、2012年頃から研究してきた性能向上リノベーション事業が今回着実に動き始めていると実感しました。「建て替えかリノベーションか迷っている」という来場者が各地で増えていること自体、リノベーションの認知度が上がっている現れでもあると考えています。

今回のトークセッションを通じて、いかに「家を残したい」という思いを持つ方々を集め、その周りに存在する「建て替えかリノベーションか迷っている」という方々に対して、リノベーションの魅力をいかに伝えるかといったことの大切さを再認識しました。

誰に、何をという観点で、こうした来場客に対して、機能的価値(性能)を顧客目線でわかりやすく、思いに寄り添いながら情緒的価値を共有するという一連の流れを引き続き精度を高めていきたいと強く思いました。

顧客、事業者、社会、三方よしの性能向上リノベーションの広がりの一助となれるよう励んで参ります。

この記事を書いた人

コダリノ